ベルリンを拠点に活躍するデザイナー、濱田明日香さんが手がけるファッションレーベル「THERIACA(テリアカ)」の展示会を202,203号室の2部屋を使って開催しました(2019/10/24~28)。一つはTHERIACAのNewコレクションの展示室、もう一つは布を使ったインスタレーションのあるカフェルームです。
濵田さんのユニークな発想は、洋服にだけではなく展示室にも見られます。用意した試着室のカーテンにはエプロンが付いていて、ポケットから犬の顔がのぞいています。さりげない遊び心が楽しいです!
洋服は受注形式になっていて、半年後に濵田さんの住むベルリンからのお届けとなります。こちらは試着されたお客様です。↓↓
レ コッコレでカフェを提供する私も、ポリエステルのギンガムチェックのエプロンとワンーピースの二枚重ねで着用させていただきました!
カフェルームはこのような感じです。↓↓
インスタレーションの今回のタイトルは「COVER」です。赤と白のギンガムチェックのTHERIACAワールドで、オーガニックカフェ「レ コッコレ」がカフェを提供しました。濵田さんの作ったテーブルクロスですが、ワンピースにもなるという仕掛けです。壁に試着用のワンピースがあり、皆さん自由に着てアートの一部となり楽しんでいただきました。
このカフェルームで設置したカフェカウンターです。↓↓
フードはバインミー、レモンケーキ、カカオクッキーのチョコサンド、スイートポテトマフィンです。オーガニックコーヒーは2種類のオーガニックドリップコーヒーでした。THERIACAに合わせてリボンにギンガムチェックを選びました。(by レ コッコレ https://le-coccole.jp)
雨の日があったにも関わらず、最初から最後まで大盛況な展示会イベントとなりました!!
デザイナー濱田明日香:
このレーベルを2014年にロンドン・カレッジ・オブ・ファッション在学中に立ち上げました。万能解毒剤から取られた名前には、作品が人のコンディションをポジティブに転換する力となるようにとの願いが込められているそうです。流行や利便性を追うのではなく、着た人が自分らしくいるために必要とされる服を目指し、ギャラリーなどを会場に作品を発表しています。
服だけでなく、2018年は島根県立石見美術館で、今年は神戸のクリエイティブセンターにてインスタレーション作品を発表しています。身幅やウエストサイズなど、服作りの基準とされる「人」のかたちから離れ、ダンベルやはしご、ラビオリなど、「身近なモノのカタチから服を作る」、という実験的なアプローチを通して生まれています。モノのカタチの服を人が身につけたときに生じる不思議なシルエットやドレープは、斬新で従来の服にはない違和感や面白さがあり大反響を呼んでいます。
https://www.instagram.com/_theriaca_/