丼池繊維会館

丼池繊維会館

MENU

PERSON スカーフ展 アートやファッションの枠を超える 展示会レポート 2020/08/08,09

名古屋のデザイン会社PERSONによるスカーフ展を開催しました。

“わたしたちの展覧会のテーマは社名でもある「PERSON」。

制作活動の一環として、自分たち自身のPERSON[個]をキーワードに、
個人の新たな側面を探る展覧会PERSONS ISSUE を企画しました。

第一印象。認知されている姿。自意識。なんとなくのイメージ。
話してみると持っていたイメージが違うことや
会話だけでは見えない内に秘めたものもある。

角度が変われば、それもまた姿を変えるものです。
それは実に有機的で、捉えどころのないもののようにも思います。

人がつくるものと、そうでないもののコントラストが強くなっていくであろう
これからの時代に、より多角的に人と向き合っていけるよう
まずはわたしたち自身を観察し、試行し、視覚化する。”

 

スカーフにはデザイナーの感情を表現する動物のドローイングと、デザイナーの思考を表すグラフィックが合わさっています。

それぞれの原画の展示もありました。

原画だけ鑑賞するのとスカーフになった時の世界観が全く違って見えることが面白い!

また、上の写真にあるように会場には宙吊りで布にドローイングしたキャストを用意する演出が素敵でした。

 

展示会コンセプトをアクリルボックスに印字したり、スカーフ展示の什器も制作したり。
手の込んだ展示会でした。

 

写真の展示では、スカーフをまとった時の雰囲気を表現するだけでなく、デザイナーが今回の展示会に向けて日々どういう取り組みをし、どう悩み、どんな感情が起こり、苦悩したか、どんな発見があったか、など9ヶ月間したためた日記を元に表現した作品です。写真の下にあるのが日記です。

制作の背景を伝える手段として、日記を展示する方法も見応えがあり大変面白かったです!

 

 

動物柄の一見かわいらしい世界に大胆にも黒と白のグラフィックが重なっていますが不思議と調和。

床に敷いたのは、どこかの豪邸にある動物の毛皮のラグ、ではなく、デザイナーがドローイングしたカーペットです。

 

筆者もスカーフをまとってみました。

 

展示会終了時の乾杯シーン。

単なるアートやファッションという枠を超えてくる多角的な展示会でおもしろかったです!

PERSONの取り組み、今後も注目していきたいです。

デザイナー Sae KondoさんのInstagram:
https://www.instagram.com/sae_person/

PERSON HP & Instagram
http://design-person.com/
https://www.instagram.com/designperson_co/

↑↑ WEBでも3D映像にて展示会を体験できるよう準備中

 

 

最近の記事

カテゴリー

アーカイブ

CLOSE