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意外性あるマテリアルと伝統的な職人技術との組み合わせに魅せられるSIRISIRI 展示会レポート

SIRISIRIのポップアップが開催されました(2020/9/26~27)。SIRISIRIは、日本の洗練された技術で人々の想像力に訴えるジュエリーブランドで、人間の手ならではの温かみや、既成概念を軽々と追い越してしまうようなイメージ力、美意識ある生活などの価値観を大切にし発信されているそうです。

写真では細かい部分がなかなか伝わりませんが、職人のスキルが最大限に生かされ、伝統技を活かしつつもこれまでに誰もが見たことのないデザインの発想力で手に取る人を驚かせます。

また、素材が見た印象とは異なるケースがいい意味で裏切られるのが面白みの一つです。例えば、ガラスに見えるものが実はとてもクリアで軽いアクリルだったり、金属に見える素材が和装に使われる銀糸だったりします。

 

こちらがその銀糸のピアスです。アンティークレースをつける感覚で、軽やかに身につけることができると紹介いただきました。

奥の藤のブレスレットは、ISSEY MIYAKEのショーコレクションピースも手掛ける、世界でも有数の籐工芸の職人が制作されているそうです。

ガラスのネックレスは切子職人によってデザインカットされています。

独特の形で細かく繊細で、ビーズのように鎖のように、どうやって制作が実現できたのか不思議。高度なカットのガラスパーツのアクセサリーには本当に驚かされます。

 

バリエーションは様々!

 

SIRISIRIにあるベースは日本の工芸技術や伝統的な美意識です。デザイナーさんは現在スイスに在住で、THE LUXURY INNOVATION AWARDでファイナリストに残るほどの活躍をされており、その日本の伝統技術を駆使したコンテンポラリーさが大変評価されていることを物語っています。

『アクセサリーには伝統的な意匠を用いても、新たな解釈を加えることで現代に通用する作品を生み出せる』というデザイナー自身の思いが込められているそうです。

とても端正でありながら、モード感と日本のエッセンスのバランスが絶妙でとても素敵でした!

 

https://sirisiri.jp/

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