丼池繊維会館

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LEYLINE CLOTHING – Men’s&Lady’s vintage&used shop – OSKビル 2F

丼池繊維会館周辺のお店紹介

丼池繊維会館の4軒ほど隣にOSKビルがあります。一階にあるチャイ専門店が目印です。

今回はそちらの2階にあるLEYLINE CLOTHINGさんを取材させていただきました。

古着といえば・・・

LEYLINE CLOTHINGは古着屋です。筆者は古着といえば、たまにノスタルジックで可愛いワンピースを見かけるけれど、かなり個性的で奇抜で尖ったイメージ、古着屋といえば足を踏み入れると埃っぽくカビくさいイメージ、というようにあまり良いイメージを持ち合わせていませんでした。

しかしLEYLINE CLOTHINGは、古着屋と聞いていなければ分からなかったかもしれないくらいに空気も服の佇まいもとてもきれいです!

国内の古着市場では9割がアメリカものが出回る中、ここでは希少な、パリを中心にヨーロッパで買い付けたものが多く並んでいます。ヨーロッパは古くからファッションの中心地であり一つ一つデザインにこだわりを持って仕立てられたエレガントなものが多いですが、アメリカのものは労働者向けに作られたものが多くとても対照的です。それも一つ、大阪の南でよく目にする古着のイメージと印象が異なる理由なのかもしれません。

 

LEYLINE CLOTHINGには上質でディテールにこだわりがあり、気品や知性を感じるようなアイテムが取り揃えられています。カジュアルなもの、ドレッシーなもの、ディテールに個性が光るスタンダートスタイルなどあり、どれも洗練されています。オーナーの上林さんが「幅広い世代の方に着て欲しいと心から思えるアイテム」をセレクトしています。一つ一つ商品を手に取った時のワクワク感が写真を見ただけでも思い起こされます。

 

入り口すぐの窓側にあるラックは女性ものです。

 

アウターもバリエーション豊かです。

 

東欧民族の伝統柄の入ったシャツもとても可愛いです!

 

洋服の良さをシェアしたい!

上林さんは、某有名フレンチスタイルのブランド出身で、スーツやドレスコーディネートも得意です。流行り物にとらわれず、その人らしいコーディネートを提案してくれます!

ブランドに所属していると、お客様に対してファッション業界事情に合わせた提案を強いられることがあったり、ファストファッションが流行る中コストパフォーマンスが重視されブランド内で画期的な試行がされなくなったりと、そこでの仕事の面白みがなくなってきたそうです。そしてついに「洋服の良さをお客様とシェアしたい!」という思いで2019年に独立、開業されました。

 

ヨーロッパ古着の嬉しいポイント

ヨーロッパ古着は、縫製がかなり丁寧でその技術も高く、生地も上質であることが多いそうです。「貫禄」のような良い意味で古い時代を感じることもありますが、状態がとても良く、何十年も前に作られたとは思えません。作られたのはずっと昔でも「ファストファッションの新品よりも長く着られる」そうです。その上コストも手頃であるのが嬉しいポイントです!!

 

古着は「1点もの」なので、商品の数だけ多様であることも面白い点です。流行やインフルエンサーおすすめのスタイルで服を探すと選択肢が狭まり、服の良さや面白さに気が付かず通りすぎてしまっているかもしれません。手に取った洋服の歴史や時代背景、ディテールなどを是非上林さんに聞いてみてください!「これはどういった服ですか?」といえば大丈夫!今まで知らなかった世界にどハマりしてしまうかもしれません!

上林さんとのやり取りを通して服の面白さを知るだけではなく、洋服を選ぶときの自分なりの着眼点が持てるようになるとますます「選ぶ行為」が楽しくなるのではないでしょうか。上林さんは「洋服を選ぶ行為がもっと特別であってほしい」と考えています。

 

ARNYS PARISの品揃えが豊富です

こちら↑のジャケットは、上林さん自慢の“ARNYS PARIS (アルニス)”です!かつては「右岸のエルメス、左岸のアルニス」と言われるくらいのビッグメゾンだったそうです。ピカソやヘミングウェイ、ジャンポール・サルトルなど文化人も愛用していたということです。そしてこちらのジャケットデザインは、建築界の巨匠ル・コルビジュエの依頼によって生まれたデザインを継承したものだそうです。ソルボンヌ大学で教鞭をとるコルビジュエが黒板を書く際に腕を上げやすいジャケットとしてオーダーしたそうです。

 

2012年6月、アルニスはモエヘネシー・ルイヴィトンに買収されたため、買収前のアイテムが今、多くのファンに求められています。また、国内でここまでラインナップが多い店はないそうで、わざわざ他県からお客様が見えることもあるそうです。

 

↑アルニスのジャケットの掛かったコーナーです。

 

ヨーロッパミリタリーもあります!

上林さんはコロナの影響で海外へ仕入れへ行けなかったピンチをチャンスに変え、ネットで複数ヨーロッパの取引先を見つけました。商品画像をメールでやり取りできても直接手に取って確認することができないため、ある程度型の決まった、状態の分かりやすいミリタリー商品をアイテムに増やしたそうです。

 

私が拝見したイタリアのジャケット(↓カーキ色のジャケット)がかなり格好よかったです!チェコのスノーパーカーも可愛かったなぁ・・。

 

関西初!新商品「迷迭香」

また、古着アイテムにも馴染む新商品の取り扱いも増やしました。上林さんも着用しているのですが、壁にかかっている商品、ハーベストジャケットとパンツのドメスティックブランド「迷迭香読み方:マンネンロー、意味:ローズマリー)」は、関西ではLEYLINE CLOTHINGでしかまだ取り扱いがないそうです。めちゃくちゃ可愛いです!!!手の込んだ縫製であるにも関わらず¥22.000とお手頃です!上林さんはお洒落だけではなく「お買い求めやすさ」も大切にされています!

 

 

shoes

ドレッシーなかっこいい靴も揃っています。

 

「古臭さ」はなく年代を感じません、とてもきれいですが、現代ものとは違う佇まいを感じますね。

 

いつもとは違うお洒落がしたくなったら!是非LEYLINE CLOTHINGに行ってみてください!

LEYLINE CLOTHING’s Infomation

LEYLINE CLOTHING

– Men’s&Lady’s vintage&used shop –

大阪市中央区久太郎町3-1-22 OSKビル206号室
営業時間 12:00-20:00
定休日 木曜日

https://leyline.fashionstore.jp/

https://www.instagram.com/leyline_clothing/

 

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