丼池繊維会館

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RE;PROJECT

再生プロジェクト

リノべーションの目的

いろんな立ち位置から語られますし、唯一の正解を求めるつもりはありませんが、みんなの不動産のリノベーションの考え方は「使い手のために」ということ。 建物はオーナーのものだけどユーザーのものでもあり、みんなのものでもある。 決してオーナーの立場を軽く考えているわけではなく、実際に使う人やその場所を訪れる人の気持ちを慮ることが必要だということ。 だから、こうして使われるようにしていきましょうという、提案をできるだけ早く具体化したかった。 アイソレーションユニットの柳原照弘さんとご縁があり、今の丼池の活かし方や将来につながる透視図も共感することができ、5月から3階を借りていただくことになりました。 今、彼の経験や考え方を披露してもらうことはドブカンの向かうべき方向性を明確にするために必要だと感じたので、無理言ってプレゼンテーションしてもらいました。 これからは彼にもバトンを持ってもらい、さらにプロジェクトを膨らませていこうと思います。

キマドその2

1か所につき100㎏もの巨体を誇るキマド。 その名の通り、木製サッシで富山県のメーカーさんにお願いしました。 1か所ずつ溶接代を見出しながら3人チームで設置していきます。 木部があるので断熱性能にも優れ、デザイン上も木の色が重要な要素になると判断して採用しました。 みるみるうちに窓の設置が進み、また建物らしくなってきました。

キマド

今回のリノベーションプロジェクトのプランニング上で大きな論点となった窓。オリジナル至上主義でスチールサッシを再現することはかかるコストと得られる断熱性能の割りが合わない。オリジナル設計の未来に向かう進取の気質を尊重し、勇気をもって採用したキマドがいよいよ搬入されました。IMG_1285s

円形の裏は

大正時代はどのように円形の折り上げ部分を天井に仕込んだのか、と気になって覗いておきましたが、薄い菰樽埋め込んだようになってました。職人さん、ご苦労様です。

ガラス壁のためのレール

足場から今回、途中の設計変更で巨大なガラスの壁面が誕生します。 そのための鋼製枠が設置されました。 5人の職人さんで運搬、据付、位置だし、溶接、枕あてなどが行われ、半日がかりでようやく上下に座りましたが、鈍く光る鋼が渋い! 楽しみな壁です。
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